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村上春樹の長編小説
15歳の私が不条理な宿命に面して受け止めていく様を描く。15歳の少年の心理描写、少年の成長がここちよく響く。もう一つの世界、時間の流れない世界は世界の終りと・・・を連想させる。時間に対しての流れ方が、村上春樹の小説は好きだなぁ。
同時進行する。リアリティの世界とはかけ離れた老人の物語。彼も一つの場所にたどり着く。そこで、待ち受けていたものに出会い自分の最後の仕事をする。彼の謙虚で無欲な姿勢はなんだか心に響くなぁ。影がうすいってのはそれだけ、人ではないものに近付いたからなのか、それとも、精神の一部と一緒にどこかにわすてしまったってことなのか・・・ここにも世界の終りと・・・の影が見えるなぁ。
村上春樹の作品。10年前ぐらいに一度読んだやつを再読。
「自分を保つために周りとの距離を置くことにした」なんか強烈だったなぁ。自分の中で信じていたものが崩れ去り自分を守るための手段として言い聞かせる言葉として自分も言い訳に使ってた記憶があるなぁ。しかし、思い出の中でのみあり続ける存在と再び深く交わった時に、言い訳の聞かない感情の波に飲み込まれてしまう。ただ、気がつき我に帰った時に自分の居場所すらわからないくらい、どっぷりと自らの本能にしたがっていた。
かなり本能に従った内容だとおもう。守りたいという本能、愛したいという本能、性欲の本能。ナガサワ氏の「自分を憐れむような最低のやつになるな」ってのはいいセリフだな・・・言い訳すんなってことかな。
十年前読んだ時は、自暴自棄な描写がきにいってたけど、なんだか全然そこはひびかなかったなぁ。自分がそんな時期だったのかな。
恋を全く知らなかった彼女が初めて人を好きになった
軽快な村上春樹のいつものペースで語られる物語…そしていつもと同じようになぜか心の奥を暴かれる感覚。
女性の恋する様を前半は心地よく描いているが後半はなんだか立ち入ってはいけない心の奥の扉をひとつづつ開けられていく感覚を感じた…
長い間一人でものを考えていると、結局のところ一人分の考え方しかできなくなる
なんだかこのセリフがひびいたなぁ
一人は旅立ちを決意し、ひとりは別れと再会に遭遇する
鼠の話はなんだか誰もが通る暗い道を思い出させる。かといって主人公のシーンも決して明るくはない。ただ現在は不満がないだけで決して魅力にはあふれていない…
ただ、ほんの少しの再会の描写は引きつけられる。ただの機械なのに魅力的に書かれてる。同様に只の壊れて役目の終わった道具に対しても現実的でない存在からの愛を感じる。
ただもっとも描写されていた存在に関してはさらっとした表記になってるなあ
色々な角度から別れについて描写したかったのかな
風の歌を…に比べると勢いはないがいい意味で落ち着いている
クロニクルにつながるいくつかのテーマが表れているのも面白い
恋愛というものを完全に異なる決着をみちびくための手段として表現してる
鼠と僕が現実でない世界をさまよう物語
16歩で現実に自分を連れ帰る…このフレーズが心から抜けなかっな。自分の心の奥にあった言葉だからかなあ
ネズミと僕が現実でない世界をさまよう物語
風の歌を…に比べると勢いはないがいい意味で落ち着いている
クロニクルにつながるいくつかのテーマが表れているのも面白い
恋愛というものを完全に異なる決着をみちびくための手段として表現してる
16歩で現実に自分を連れ帰る…このフレーズが心から抜けなかっな。自分の心の奥にあった言葉だからかなあ
海の見える街でひと夏の間、過ごす青年の物語。軽やかな文体、爽快感のあるストーリが印象的。
村上春樹のデビュー作。とても、かっこいいとおもった。どのシーンを頭に思い浮かべてもほんの少し日常よりもかっこいい。
全ての章が力で溢れていると感じるのは、やはり、ページ数がなく、デビュー作で、作者によってよく暖められていた文なのだからかな
眠らない街、そこではいつものように人と人とが出会い物語を交換するためにまた会う約束をする。
ある深夜から明け方、ひとつの街の中で繰り広げられるどこにでもありそうな物語・・・あえてここの人に焦点をあてるのが村上春樹なんだろうか。構成は安心して読める。ただ、抽象的な、エリの物語はなんだか意味がありそうでない・・・そこにつながるオフィスとの共通点、いったいなにがあったのだろう、それとも何かあったのか。焦点をあてた、一日は、都会の物語の中の一日であり、前後の日の物語は自分でかんがえろってことかな。
なんだろう全体的に歪んでいるって感じを受けた・・・シチュエーションが深夜から明け方にかけてからなのかな。視点のまわしこみはおもしろかったかな。
村上春樹、河合隼雄の対談の模様をできるだけありのまま、文字化した文庫本。
村上春樹も最近作品読み始めて非常に興味をもっている人物で、河合さんも、ずっと昔に彼の本「無意識の構造」ってのよんでからずっと気になってた人だったので迷わず購入。
現代日本の問題などをライトな感じで語ってくれているのが印象。また、村上さんが自分のつくった物語に対する正直な印象をかたっているのも面白かったな。
思い出してみれば学生時代に「無意識の構造」よんでからいろんなことを考えたりし始めた気がする。もう一度よみたくなった。
不思議な鳥が色々なところで眺めた一つの年代記・・・
村上さんの本はノルウェイーの森以来かなぁ。正直な本だというのが最初の感想。文体は読みやすいが、なんだか自分に少し当てはまる部分を考えずにはいられない。
主役の男性の思考の物語が中心だが、夢の中での描写、思想の描写などリアリティがない話なのに、なぜか同感してしまう。
何のとりえもない男性。自分の場所の存在、明るく光に満ちた癒される場所ではなく、一人きりになれる暗闇。そこに差す一瞬の光。なぜか体験したくなる描写だった。
ただ、戻して考えてみると解決していることのほうが少ないのかな・・・無理やりそれを語らないのが、現実ではないリアリティをかもちだしている気がする。多分3年後あるいは1年後に再度よんだら違う発見があるような本だとおもった。
本当に作者が自分の感じてたことを順番に書いていった本なのかな・・・そこにたまたま私の波長と同期する場所がある。多くの人が絶賛しているのはその波長が人間の深層の部分を上手く表しているからなのかな・・・